別名 Audio Visualizer, Music Visualizer, Audio Spectrum, Waveform Animation
バーや線、図形が、サウンドトラックの音量と周波数に合わせて動きます。
使いどころ
ポッドキャスト、ミュージックビデオ、リリックビデオ、ラジオ風のイントロ
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]にオーディオビジュアライザー(Audio-Reactive Visualizer)を加えてください。audio visualizer、music visualizer、audio spectrum、waveform animationとも呼ばれ、バーや線、図形がサウンドトラックに合わせて動きます。
モーションは音そのもので動かしてください。音が大きい瞬間ほど図形が大きく動き、周波数ごとに別の部分が動くので、ビートのたびに目に見える跳ねが生まれ、静かな部分では落ち着きます。決まったリズムで脈打つだけのイコライザーは、何にも反応していません。
[長さ]のあいだ続け、音のアタックごとに素早く立ち上がり、そのあとはゆっくり下がるようにしてください。
別名 Bloom Effect, Glow Effect
明るい部分からやわらかな光のにじみが周囲へ広がります。にじみを脈打たせることもでき、オブジェクトやテキスト、図形が発光しているように見えます。
使いどころ
ネオンやSF、UI風のグラフィック、夢のようなハイライト
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]の明るい部分にブルームグロー(Bloom)を加えてください。グローエフェクト(glow effect)とも呼ばれ、光がやわらかなにじみとなって輪郭の外へあふれ、その部分が発光しているように見えます。
光のにじみは明るいオブジェクトに属し、それと一緒に動き、硬い境界なしになめらかに薄れていくようにしてください。フレームの端から光がかぶってくるライトリークや、リングや光の筋が加わるレンズフレアとは、そこが違います。
[長さ]のあいだ保ち、光のにじみが、ゆっくりした脈のようにふくらんでは戻る、穏やかな呼吸をするようにしてください。
別名 Time Slice, Frozen Moment, Flow Motion, Dead Time
時間がほぼ止まったように見える中で、視点が静止したアクションの周りを回り込みます。フリーズフレームと違って、カメラは動き続けます。
使いどころ
アクションシーン、主役の見せ場、製品の回転ショット
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]でバレットタイム(Bullet Time)を使ってください。タイムスライス(time slice)、フローズンモーメント(frozen moment)とも呼ばれ、アクションの頂点で時間がほぼ止まり、その間にカメラが被写体の周りを回り込みます。
被写体はほとんど動かずに宙にとどまり、視点の移動につれて手前と奥のレイヤーが互いにずれて流れるようにしてください。カメラまで止まってしまうと、ただのフリーズフレームです。
全体の長さは[長さ]です。唐突に止めてから、回り込みはなめらかに一定の速度で続けてください。
一つの要素だけがシームレスループで動き、フレームのほかの部分は止まったままの静止写真です。
使いどころ
ファッションやWebのヒーロー画像、SNS投稿、製品ビジュアル
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]をシネマグラフ(Cinemagraph)にしてください。ビデオスナップショット(video snapshot)とも呼ばれ、一つの要素だけが動き続ける静止写真です。
ほかのすべては完全に静止させ、その一つの要素だけをシームレスループで繰り返し、やり直しの箇所で飛びが見えないようにしてください。何も動かなければ、ただのフリーズフレームです。
ループは[長さ]のあいだ続け、小さくて自然に繰り返すモーションを選んで、周りの静止が際立つようにしてください。
動画圧縮の仕組みを逆手に取り(Iフレームを削除)、次のクリップの動きが前のクリップのピクセルを引きずって溶かし、流れてにじんだブロックを生み出します。
使いどころ
ミュージックビデオ、ファッションや実験的な編集、強烈なシーン転換
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]の二つのショットの間のカットでデータモッシュ(Datamosh)を使ってください。データモッシング(datamoshing)とも呼ばれ、きれいに切り替える代わりに、圧縮された動画がキーフレームを失ったかのように、前の映像を画面に残して、次のショットの動きで押し流します。
残った映像は、ものが動く方向に沿ってブロック状に流れてにじみ、少しずつ溶けていって、最後に次のショットが完全に現れるようにしてください。カットで起こるゆっくりとした溶解であり、一瞬だけ裂けてすぐ元に戻るグリッチエフェクトとは違います。
溶解は[長さ]かけて進め、そのあと次のショットはきれいな状態にしてください。
別名 Heat Haze, Heat Shimmer, Turbulent Displacement
動くノイズマップでピクセルをずらすため、映像が熱い空気や水を通して見たように揺らぎます。
使いどころ
熱や炎のシーン、魔法や水中のルック、グリッチ風のゆがみ
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]にディスプレイスメントディストーション(Displacement Distortion)を加えてください。ヒートヘイズ(heat haze)、ヒートシマー(heat shimmer)、タービュレントディスプレイスメント(turbulent displacement)とも呼ばれ、流れ続けるノイズマップでピクセルをずらして、映像が熱い空気を通して見たように揺らぐようにします。
すべては元の位置にとどまり、その場でやわらかく曲がって揺れるだけにしてください。ショットは切り替わりません。リップルディゾルブとの違いはそこにあります。
[長さ]のあいだ揺らぎを続け、ノイズをゆっくり上へ流して、揺れが繰り返したり止まったりしないようにしてください。
別名 Ghosting, Trails, Motion Trails
前のフレームのコピーを現在のフレームの後ろに重ねるため、動く被写体が自分自身の薄れていく残像を残します。コピーが連続的に流れるのではなく、一つひとつ区別できる点がモーションブラーと違います。
使いどころ
ダンスやアクションの編集、光跡のルック、サイケデリックや幽霊のようなビジュアル
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]の動く被写体にエコー(Echo)を加えてください。ゴースティング(ghosting)、トレイル(trails)、モーショントレイル(motion trails)とも呼ばれ、前のフレームのコピーが被写体の後ろに残って、薄れていきます。
それぞれのコピーは、軌道に沿って後ろへ並ぶ、一つひとつ見分けられる残像のままにし、古いものほど薄くしてください。連続して流れてしまうと、モーションブラーになります。
[長さ]かけて動かし、被写体が止まったら、残像が追いついて消えるようにしてください。
フッテージを実時間より速い一定の速度で再生するため、動きがせわしなく、あるいはコミカルに見えます。タイムラプスと違って、長い間隔で抜き出したフレームではなく、連続したフッテージを速めただけです。
使いどころ
コメディ、日常作業のモンタージュ、手順を手早く見せるショット
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]を早回し(Fast Motion)で再生してください。アンダークランク(undercranking)とも呼ばれます。
連続したフッテージを、実時間より速い一定の速度で流し、アクションがせわしなく、少しコミカルに見えながらも、なめらかに流れるようにしてください。タイムラプスなら、フレームとフレームの間の長い時間を飛ばすことになります。
途中で速度を変えずに、アクション全体を[長さ]に収めてください。
別名 Stop-Frame, Hold Frame
動いているフッテージが突然一つのフレームで止まり、写真のようにホールドされます。動き続けるものが何もない点がバレットタイムと違います。
使いどころ
エピソードの終わり、字幕付きのキャラクター紹介、感情の山場
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]のアクションをフリーズフレーム(Freeze Frame)で止めてください。ストップフレーム(stop-frame)、ホールドフレーム(hold frame)とも呼ばれ、動いているフッテージが一つのフレームで止まり、写真のようにホールドされます。
ホールドの間は、被写体もカメラも、何ひとつ動かさないでください。静止した瞬間の周りを視点が動き続けるなら、それはバレットタイムです。
全体の長さは[長さ]です。アクションの途中で唐突にホールドへ切り替え、内容が読み取れるだけの長さを保ってください。
別名 Digital Glitch, Glitch Art, Glitch Transition
映像がデジタルやアナログのエラーのように一瞬乱れ、ゆがみ、ピクセル化、唐突なずれが起こります。RGBスプリットやデータモッシュを含む総称です。
使いどころ
テクノロジーや音楽のイントロ、サイバーパンクのルック、タイトルのキメ
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]にグリッチエフェクト(Glitch Effect)をかけてください。デジタルグリッチ(digital glitch)、グリッチアート(glitch art)、グリッチトランジション(glitch transition)とも呼ばれ、映像が信号エラーのように一瞬乱れ、何事もなかったかのようにパッと元に戻ります。
映像を横長の帯に引き裂いて左右にずらし、裂けた部分では色を分離させ、はぐれたブロックをいくつか差し込み、フレーム全体をガクッと揺らしてください。フレームごとに唐突に変化させ、決してなめらかにはしません。短いバーストで起こるもので、常にかかっている劣化した質感であれば、VHS風になります。
[長さ]の中で各バーストは短く抑え、フレーム全体を明暗に点滅させることは避けてください。
フレームとフレームの間にカメラも長い距離を移動するタイムラプスで、視聴者は空間の中を高速で滑るように進みます。三脚で撮るタイムラプスは、その場から動きません。
使いどころ
旅行動画、街歩きの映像、不動産や観光のイントロ
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]をハイパーラプス(Hyperlapse)で見せてください。フレームとフレームの間にカメラ自体が長い距離を移動するタイムラプスです。
視聴者が固定した一点に向かって空間の中を高速で滑るように進み、周囲は小刻みなステップで流れていき、時間が駆け抜けるにつれて光が変化するようにしてください。三脚で撮るタイムラプスなら、一か所にとどまったままです。
ルート全体を[長さ]で進み、目標点をフレーム内の同じ位置に固定して、なめらかに進んでいるように感じさせてください。
映像の一片を鏡映し、回転させて対称な放射状のパターンにします。元の映像が動くと、パターンも回転し、形を変えます。
使いどころ
音楽のビジュアル、サイケデリックな背景、抽象的なトランジション
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]に万華鏡(Kaleidoscope)をかけてください。カレイドスコープエフェクト(kaleidoscope effect)とも呼ばれ、映像のくさび形の一片を鏡映して、フレームの中心の周りに繰り返し並べます。
仕上がりは、どのくさびも隣のくさびの鏡像になっている対称な放射状のパターンにし、下で元のフッテージが動くにつれて、パターンが回転し、形を変えるようにしてください。フレームが自分自身の中へ何度も縮んでいくのはビデオフィードバックであり、これとは別のものです。
[長さ]のあいだ続け、パターンをゆっくり回転させて、止まって見える瞬間がないようにしてください。
明るい光源がレンズの前を通るときに、散乱した光の光芒、リング、光の筋が現れて滑るように動きます。グラフィックやフッテージにデジタルで加えます。
使いどころ
SFや日差しのあるショット、タイトルリビール、映画的なハイライト
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]にレンズフレア(Lens Flare)を加えてください。明るい光源がフレームを横切るときに、レンズ内で散乱する光を見せます。光源そのものには光芒と長い光の筋を、光源からフレームの中心を通る直線上には、リングとやわらかな円盤の連なりを並べます。
この連なりは光源の動きに合わせて必ず滑るようにし、遠い側のゴーストは逆方向へ動かしてください。滑るように動く、形のある光であることが、端から形のない光がかぶるだけのライトリークとの違いです。
光源は[長さ]かけて通過させ、フレームに入るときと出るときに、フレアをフェードインとフェードアウトさせてください。
オレンジ、赤、またはマゼンタのやわらかく暖かい光がフレームの端からにじむように広がり、漂ったりちらついたりして、フィルムに入り込んだ迷光を再現します。レンズフレアと違って、リングや光芒はありません。
使いどころ
ヴィンテージやゴールデンアワーのルック、オーバーレイ、ショット間のトランジション
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]にライトリーク(Light Leak)を重ねてください。フィルムバーン(film burn)とも呼ばれ、迷光がフィルムに届いたかのように、オレンジ、赤、またはマゼンタのやわらかく暖かい光が、フレームの端からにじむように広がります。
形のないぼやけた光にし、映像の中の何かではなくフレームに付いているようにして、リングや光の筋、光芒は入れないでください。それらはレンズフレアのものです。下ではフッテージが再生され続けます。
[長さ]かけて、一方の端からふくらむように入り、少し漂ってから、ふたたび薄れて消えるようにしてください。
ある映像や形が、クロスディゾルブしながら、別のものへなめらかに変形します。
使いどころ
変身、90年代風のミュージックビデオ、ロゴや形の変化
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]でモーフィング(Morphing)を使ってください。イメージモーフ(image morph)、モーフ(morph)とも呼ばれ、二つの映像がクロスディゾルブする中で、ある被写体が別の被写体へなめらかに変形します。
表面が両者の間で混ざり合うのに合わせて、輪郭が一つ目の形から二つ目の形へ途切れなく変わり、一つのものが変身しているように見えるようにしてください。単純なディゾルブでは、何も形を変えずに、一方の映像がもう一方へフェードするだけです。
変化には[長さ]をかけ、前後ではそれぞれの被写体でホールドして、何に変わったのかを視聴者が読み取れるようにしてください。
速く動くオブジェクトが、長めの露光で撮影したかのように軌道に沿って流れ、素早いモーションがなめらかに見えます。エコーと違って、ばらばらのコピーではなく、連続した一本の流れです。
使いどころ
速いパン、ウィップ系のトランジション、素早く動く図形や文字のアニメーション
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]の速い動きにモーションブラー(Motion Blur)を加えてください。モーションスミア(motion smear)とも呼ばれ、動いている間シャッターが開いたままだったかのように、速く動くものが自分の軌道に沿って流れます。
ぼかすのは動いているものだけにし、動く方向に沿って、速度とともに長くなる連続した一本の流れにしてください。後ろに続くばらばらのコピーではエコーになり、フレーム全体をぼかすとウィップパンになります。止まっているものはシャープなままです。
[長さ]のあいだかけ続け、長くやわらかな流れにするならシャッター開角度を広く、短くくっきりした流れにするなら狭くしてください。
小さな子画面の映像がメインの映像の上で再生され、移動やサイズ変更ができます。
使いどころ
リアクションや解説、チュートリアル、電話出演のコーナー
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]にピクチャーインピクチャー(Picture-in-Picture)を加えてください。PiP、TV in TVとも呼ばれ、小さな子画面がメインの映像の上で、もう一つの映像を再生します。
どちらの映像も同時に再生し続け、メインの映像は子画面の後ろでフレーム全体を占めたままにしてください。フレームを横に並ぶパネルに区切るなら、それは画面分割です。
[長さ]かけて、子画面を隅に出し、そのあと移動やサイズ変更をして、メインの映像の大事な部分にかぶらないようにしてください。
映像を目に見える大きな正方形に分割します。ブロックサイズをアニメーションさせると、粗いピクセルから像が浮かび上がったり、粗いピクセルへ崩れていったりします。動きのないピクセル化だけなら、目隠し用のモザイクのルックです。
使いどころ
レトロゲームのルック、モザイクによる目隠し、デジタル調のリビール
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]にピクセレート(Pixelate)をかけてください。モザイク(mosaic)、ピクセレーション(pixelation)とも呼ばれ、映像をグリッド状の大きな平らな正方形に分割し、それぞれをその下にある部分の単色で塗りつぶします。
ブロックサイズははっきりした段階でアニメーションさせてください。シャープな映像を粗いブロックへ崩し、下でフッテージを再生し続けたままそこでホールドし、そのあとシャープな状態へ戻します。ブロックサイズを一つに固定して変化させなければ、ただの目隠し用のモザイクです。
エフェクト全体を[長さ]かけて行い、正方形は一つの固定したグリッドに揃えて、泳がないようにしてください。
別名 Reverse, Reverse Action, Reverse Motion Photography
フッテージを逆向きに再生するため、壊れたものが元どおりに組み上がり、動きが巻き戻っていきます。
使いどころ
コミカルな場面や魔法のような場面、ミュージックビデオ、巻き戻しのトランジション
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]を逆再生(Reverse Motion)で再生してください。リバース(reverse)、リバースアクション(reverse action)とも呼ばれ、フッテージが逆向きに流れます。
すべての動きが、たどった軌道をそのまま戻るようにしてください。落ちたものはふたたび上がり、散らばったものは元どおりに集まります。ペースは元の動きと同じにします。
全体を[長さ]に収め、独自のイージングは加えずに、新しい動きではなく時間の巻き戻しとして見えるようにしてください。
別名 Chromatic Aberration, Color Fringing, Channel Split
赤、緑、青のチャンネルをずらすため、輪郭に色のフリンジが現れます。音のアタックに合わせて脈打たせたり、パッとずらしたりすることがよくあります。レンズの欠陥から借りてきた、スタイルとしての表現です。
使いどころ
グリッチのアクセント、レトロやサイバーパンクのルック、ビートのアタック
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]にRGBスプリット(RGB Split)を加えてください。色収差(chromatic aberration)、カラーフリンジ(color fringing)、チャンネルスプリット(channel split)とも呼ばれ、カラーチャンネルを左右にずらして、すべての輪郭の両側に色のフリンジが出るようにします。
エフェクトはそれだけにしてください。映像そのものは崩れず、位置も変わりません。裂けたり、飛んだり、ブロックに割れたりするものはなく、そうなると本格的なグリッチエフェクトになってしまいます。
[長さ]の中で、音のアタックのたびにチャンネルをパッとずらし、ゆっくり元へ戻して、最後は完全に揃った状態で終わらせてください。
リングやドームが衝撃点から外へ勢いよく広がり、多くの場合、通過するときにその後ろの映像をゆがめます。
使いどころ
爆発、衝撃、パワーアップ、ビートドロップ
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]の衝撃の瞬間に衝撃波(Shockwave)を加えてください。ショックウェーブ(shock wave)とも呼ばれ、リングが衝撃点から外へ勢いよく広がります。
通過するときにその後ろの映像を曲げて押し、そのあと細くなって消えるようにしてください。要素を飾るだけで映像に影響を与えないリングは、サークルバーストです。
衝撃が起こるちょうどそのフレームで発生させ、[長さ]以内にフレームを横切らせ、最初は速く、広がるにつれて減速させてください。
動くスリットを通して映像を露光することで、光や映像が長く流れる筋に引き伸ばされ、サイケデリックな色のトンネルが生まれます。
使いどころ
SFやサイケデリックなシーケンス、音楽のビジュアル
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]をスリットスキャン(Slit-Scan)のルックにしてください。スターゲートエフェクト(star gate effect)とも呼ばれ、フレームを横切って動く細いスリットを通して映像を露光するので、映像の帯の一本一本が別々の瞬間のものになります。
動くものは、軌道に沿って曲がる長く流れる筋に引き伸ばされ、止まっているものはシャープなままになるようにしてください。ばらばらの残像のコピーではエコーになり、進行方向に沿った均一な流れはモーションブラーです。
筋は[長さ]かけて伸びてから収まるようにし、スリットを一定のペースで動かして、引き伸ばしが途切れないようにしてください。
別名 Slo-Mo, Overcranking, Time Stretching
アクションを実時間より遅い一定の速度で再生するため、ディテールや重さが見えてきます。速度が変化しない点がスピードランプと違います。
使いどころ
衝撃の瞬間、スポーツのリプレイ、ドラマチックな山場
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]をスローモーション(Slow Motion)で再生してください。スローモー(slo-mo)、オーバークランク(overcranking)とも呼ばれます。
最初のフレームから最後のフレームまで、実時間より遅い一定の速度を保ち、重さとディテールが見えるようにしてください。途中で速度が変わるなら、それはスピードランプです。
その瞬間を[長さ]に引き伸ばし、フレーム間のカクつきのない、なめらかなモーションを保ってください。
別名 Speed Ramping, Time Remapping
一つのショットの中で、再生速度が大きく異なる速度の間をなめらかに移り変わります(たとえばスローから急加速し、またスローへ)。一定の速度を保つスローモーションや早回しとは、そこが違います。
使いどころ
アクションの編集、スポーツやSNSのハイライト動画、ビートに合わせたカット
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]にスピードランプ(Speed Ramp)をかけてください。スピードランピング(speed ramping)、タイムリマップ(time remapping)とも呼ばれます。
スローで始め、中盤で一気に速くし、そのあとスローへ戻して、速度は段階的にではなく、なめらかに変化させてください。
全体を[長さ]に収め、駆け抜けたい部分に速い区間を置いて、視聴者に注目してほしいところにスローの部分が来るようにしてください。
フレームを二つ以上のパネルに分割して、同時に起こるアクションや視点を見せます。仕切り線をアニメーションで出し入れすることもできます。
使いどころ
電話のシーン、比較、同時進行のアクション、スポーツ中継
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]を画面分割(Split Screen)で見せてください。フレームを複数のパネルに分割し、それぞれが別々の映像を同時に再生します。
どのパネルにも別々のアクションや視点を入れて動かし続け、パネルの間にはすっきりした仕切り線を置き、映像同士が重ならないようにしてください。フレーム全体の一つの映像の上に小さな子画面が浮かんでいるなら、ピクチャーインピクチャーです。
[長さ]かけて、仕切り線をスライドインさせてフレームを分割し、そのあとパネルを並べて再生してください。
別名 Stepped Animation, Posterize Time Look
低いフレームレート(たとえば毎秒8〜12フレーム)で、動きが目に見えてカクカクと段階的に進み、フレームごとに撮影したアニメーションを再現します。
使いどころ
手作り風やレトロ調のモーショングラフィックス、切り絵やクラフトのルック
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]をコマ撮り風(Stop Motion Look)にしてください。ステップアニメーション(stepped animation)、ポスタリゼーション時間のルック(posterize time look)とも呼ばれます。
動きは低いフレームレートで、目に見えてカクカクと段階的に進み、1フレームずつ撮影したかのように、各ポーズが一瞬ホールドされるようにしてください。ストロボエフェクトと違って、映像は最初から最後まで表示されたままです。
[長さ]かけて通常のペースで動かし、最初から最後まで同じカクついたリズムを保ってください。
映像が高速のオン/オフの点滅で現れるため、動きがばらばらのカクついたポーズに止まって見えます。車輪が止まって見えたり、逆回転して見えたりすることもあります。
使いどころ
クラブや音楽のビジュアル、衝撃のフラッシュ、ホラーや緊張の山場
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]にストロボエフェクト(Strobe Effect)を加えてください。ストロボスコピックエフェクト(stroboscopic effect)とも呼ばれ、動く被写体が、高速でオン/オフする点滅の光った瞬間にだけ見えます。
点滅のたびに、動きが別々のポーズで止まった状態を捉え、その合間には何も見えないようにしてください。コマ撮り風は映像を表示したままで、フレームレートを下げるだけです。
[長さ]かけて動かし、点滅は穏やかに、被写体だけに限定して、画面全体の激しいちらつきには決してならないようにしてください。
別名 Time-Lapse Photography
フレームを長い間隔で撮影するため、現実のゆっくりした変化(雲、成長、人の流れ)が高速で進んでいるように見え、小刻みに流れるようなルックになります。
使いどころ
街や空のシーン、建設現場、植物の成長、エスタブリッシングショット
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]をタイムラプス(Time-Lapse)で見せてください。タイムラプス撮影(time-lapse photography)とも呼ばれ、カメラは固定したまま、ゆっくりした変化が駆け抜けていきます。
光、影、雲、成長などが、間隔を空けてフレームを撮影したかのように、わずかに小刻みな感じで素早く流れるようにしてください。連続したアクションを速めたものは早回しで、フレームとフレームの間にカメラが移動するとハイパーラプスになります。
変化全体を[長さ]に圧縮してください。
別名 Matte Reveal, Alpha Matte, Luma Matte
一つのレイヤーが(透明度または明るさによって)動く窓の役割を果たし、下の映像を見せます。テキストや図形がコンテンツをワイプで見せていく形が一般的です。
使いどころ
タイトルやテキストのリビール、図形を使ったトランジション、ロゴスティング
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]でトラックマットリビール(Track Matte Reveal)を使ってください。マットリビール(matte reveal)、アルファマット(alpha matte)、ルママット(luma matte)とも呼ばれ、別に用意したテキストや図形のレイヤーが窓の役割を果たし、下の映像はその内側にだけ見えます。
窓そのものをアニメーションさせて、移動しながら映像の別々の部分を見せていくようにし、下の映像はその場で再生され続け、窓の外側は何もないままにしてください。シェイプワイプなら、あるショットを次のショットに置き換えることになります。
[長さ]かけて動かし、窓は、くっきりした輪郭にするならマットレイヤーの透明度で、やわらかく階調のある輪郭にするなら明るさで切り抜いてください。
別名 VHS Effect, Analog Tape Look, CRT Scanlines
フッテージを劣化させて、使い古したビデオテープのように見せます。水平の走査線、色にじみ、ノイズ、揺れるトラッキングが入り、通常は4:3のフレームです。
使いどころ
ノスタルジックな動画、ファウンドフッテージ、80〜90年代風の動画
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]をVHS風(VHS Look)にしてください。VHSエフェクト(VHS effect)、アナログテープルック(analog tape look)とも呼ばれ、フッテージを劣化させて、使い古したビデオテープのように再生されるようにします。
テープ特有のアーティファクトを重ねてください。細かい水平の走査線、片側へやわらかくにじむ色、ざらついたテープノイズ、そして映像の帯を横へ引きずるトラッキングエラーを入れ、フレーム全体を小刻みに揺らします。グリッチエフェクトのような一瞬の乱れではなく、ショット全体に常にかかっている質感です。
[長さ]の最後まで保ち、レイアウトが許すなら、昔のテレビのような正方形に近いフレームにクロップしてください。
映像が自分自身を繰り返し撮り直し、合わせ鏡のように、渦を巻きながら無限に遠ざかるトンネルを作ります。
使いどころ
サイケデリックやレイヴのビジュアル、抽象的な背景
モーショングラフィックス動画で使います。[シーン]にビデオフィードバック(Video Feedback)をかけてください。フィードバックループ(feedback loop)とも呼ばれ、映像が自分自身を撮り直すので、フレーム全体の小さなコピーがフレームの中に入り、その中にさらにコピーが入るというように続いて、合わせ鏡のように遠ざかっていきます。
それぞれのコピーは、外側のコピーよりひと呼吸遅らせ、わずかに回転させて、どんな動きも内側へ波紋のように伝わり、トンネルが渦を巻くようにしてください。動く被写体だけのコピーが後ろに続くのであれば、エコーです。
トンネルは[長さ]かけて形づくり、ねじれていくようにしてください。